馬上畜産

馬上 幸治 代表

長期肥育が美味い肉を育てるって

牛飼いはみんな分かってるんです。

榊山牛生産者 馬上代表
榊山牛生産者 馬上代表

和牛の長期肥育は実に難しい。 

をただ太らせるだけでなく、長い期間、より健康的に肥育する必要がある。

言うは易し。現実には莫大な費用と手間と技術を要するのだ。そのリスクを負えず多くの肥育農家たちは長期肥育にチャレンジできないでいるという。また長期肥育された牛肉の特色であるルビーのような濃い肉色も、「見た目」「見栄え」を重視する現在の格付け基準に不利に働くケースも少なくないという。

見た目の良さや柔らかさだけでなく、「味があり」「香りがあり」「食べて美味しい」牛肉を育てることは一筋縄ではいかないようだ。

1牛舎100頭以上の牛の体調を

24時間365日かけて把握する仕事。

 

 「発見が半日遅れるだけで体調を崩し肉質に影響してしまう」 

舎には月齢違いの牛が常に100頭以上。 牛一頭一頭のコンディションを確認しながら朝1回目の餌やりをおこなっていく。体調を崩している牛がいないか。ストレスを抱えている牛がいないか。喧嘩をしているグループがいないか。牛たちの微妙な体調や感情の変化を見逃さず即座に対処することが良質な肉質の牛を育てる極意だという。

餌やりは1頭1頭の体調と様子に合わせて1日4~5回
餌やりは1頭1頭の体調と様子に合わせて1日4~5回

牛飼いは「学校の先生」

牛達の個性と向き合う。

名人と謳われた先代からの肥育方法
名人と謳われた先代からの肥育方法


にも「個性」があり、育ち方や好き嫌いに対し実に様々な特徴があるという。自身の仕事を「学校の先生」と表現する馬上代表は常に100頭以上の様々な月齢の牛達の「個性」に毎日向き合う。

餌を変え、部屋を変え、最適な環境を用意することで初めて全頭が良質な肉質に育ち、出荷の日を迎えれるのだそうだ。